さいたま市緑区・
岩槻区の方々で婦人科の
かかりつけ医をお探しの方へ

「日本産婦人科学会専門医」を持つ女性医師が、女性の皆様のライフステージに応じて様々な病気に寄り添りった診療を提供させていただきます。
婦人科の診療日は
- 月曜
- 火曜
- 木曜
9:00~12:00です
※産科・不妊治療は当院では
行っておりません。
こちらをご覧ください。
婦人科とは

婦人科では、女性特有の症状や病気を中心に診療していきます。具体的には、卵巣や子宮といった女性に特有の臓器に生じた病気をはじめとして、月経に伴う痛み、下腹部痛、性感染症、更年期障害などの症状を治療します。なお、婦人科の診療では、内診が常に必要というわけではありません。内診が必要なケースでも、これに抵抗のある患者さんの場合は、経腹超音波検査で対応することもあります。患者さんとよくご相談したうえで、様々な検査の中から最適とされるものを選択していきます。下記のような症状にお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
このような症状の方は婦人科をご受診ください
- 月経の周期や期間などが安定しない
- 月経が近づくとイライラや不安感などが出現する
- 月経期間中の下腹部痛や腰痛がひどい
- 月経が突然無くなった
- 周期的な月経以外に、不規則な出血がある
- おりものの色やにおいが通常と異なる
- 膣や外陰部がかゆい
- 膣や外陰部にしこりがある
- 性交時に痛みが強い
- 腹痛や排便痛がある
- 下腹部に痛みや違和感がある
- 尿が漏れる など
当院は婦人科全般の
かかりつけ医です
女性の方の中には、子宮の腫瘍病変や月経異常などに伴う具体的な症状が現われてから婦人科を受診されるケースも少なくないと思います。しかし、婦人科では病気の治療はもちろんのこと、これに加えて、女性の健康をサポートする役割も担っています。ご承知の方も多いと思いますが、思春期から成熟期、更年期、老年期と年を重ねるにつれ、ホルモンの状態などは大きく変化していきます。
また、ライフスタイルの変化に伴い、生涯月経の平均回数は劇的に増加しています。昔は多産だったため、生涯月経回数はあまり多くなかったと考えられていますが、少産となった現在では、とても多くの排卵と月経を経験することになりました。これに伴い、女性ホルモンの急激な変化が毎月のように起こり、月経痛や月経前症候群、片頭痛、子宮内膜症などを誘発される方も増えています。当院では、このような体調の変化に向き合い、婦人科全般のかかりつけ医として、女性の方々がいつまでも健やかでいられるようサポートしてまいります。
婦人科で扱う主な疾患・症状
月経異常
月経のサイクルは個人差が大きいのですが、基本的には25~38日の周期に収まります。また、月経の経血量は20~140ml、月経の持続期間は3~7日間の範囲内となります。このような正常とされる月経周期、持続期間、月経血量から逸脱してしまった場合は、「月経異常」となります。この中には、頻発月経、稀発月経、過少月経、過多月経などがあります。
頻発月経は、月経の周期が24日未満となっている状態です。この場合、無排卵性出血の可能性、黄体機能不全を起こしている可能性があります。稀発月経は、これとは逆に月経の周期が39日以上~3ヵ月未満である場合です。無排卵や卵胞期が延長することで起こりやすくなります。無理なダイエットや急激な肥満で引き金となることもあります。なお、3ヵ月以上月経が止まっている場合は、無月経と診断されます。この場合は排卵障害が原因なことが多いです。
過少月経は、月経時の出血量が異常に少ない状態です。これによって無月経のリスクも高くなるほか、過短月経も伴いやすくなります。主な原因としては、ホルモンバランスの乱れ、子宮内膜炎の後遺症、子宮発育不全などが指摘されています。過多月経は、月経時の出血量が異常に多い状態です。患者さん自身では判断がつきにくいケースも多いのですが、月経時にナプキンを頻繁に交換する必要があるときは、婦人科をご受診ください。
月経困難症
月経困難症は、月経に伴って起こる不快な症状が強い場合をいいます。腹部の膨満感、頭痛、下腹部痛、嘔気、嘔吐などの症状により、日常生活に支障をきたすようになります。月経の直前もしくは開始時から現れはじめますが、月経が終了する頃には症状が消えていきます。なお、月経困難症には、器質性のタイプと、機能性のタイプがあります。前者の場合は、子宮内膜症や子宮筋腫などが原因となります。後者の機能性月経困難症の場合は、はっきりとした原因疾患はなく、排卵の際に分泌されるプロスタグランジンなどによって引き起こされます。
主な治療法
低用量ピル、黄体ホルモン製剤(ジエノゲスト)、漢方、鎮痛剤、ミレーナ挿入など対応
更年期障害
多くの女性は、50歳前後の更年期になると閉経を迎えます。この時期は、女性ホルモンの量が急激に変化するため、身体がそのような状態に対応できなくなり、様々な不調が現れるようになります。こうした更年期症状は個人差が大きいのですが、日常生活に支障をきたすほどの状態になっているときは、更年期障害と診断されます。50歳前後の時期に下表のような症状がみられたときは、まず当院の婦人科をご受診ください。
更年期障害の主な症状
- 体のほてりが治まらない
- 安静にしていても汗が出てくる
- 冷え性に悩んでいる
- 動悸や息切れがする
- 物忘れが増えた
- 頭痛や腹痛に悩んでいる
- 気分が落ち込むことが多い
- 十分に眠れない
- イライラすることが多い
- 何となく体がだるい など
主な治療法
漢方、ホルモン補充療法(HRT)など対応
子宮筋腫
子宮筋腫は、子宮の筋層に発生する良性の腫瘍です。子宮は筋肉でできているのですが、エストロゲン(卵胞ホルモン)の影響で筋肉細胞が増加することで筋腫の芽が刺激され、腫瘍ができることがあります。腫瘍の大きさは様々で、その数もひとつではなく、いくつか生じることがあります。主な症状ですが、過多月経や過長月経、不正出血などを伴いやすく、貧血の症状が出ることもあります。なお、子宮筋腫は良性の腫瘍なので、積極的な治療は行わずに経過観察することもあります。しかし、症状に応じて手術をお勧めするケースも少なくありません。
子宮内膜症
子宮内膜様組織は、本来であれば子宮内腔のみでしか存在しません。子宮内膜症とは、この組織が内腔以外の卵巣、卵管、子宮周囲の腹膜といった部位にも存在してしまう病気です。とくに20~40歳代の成熟期の女性に見受けられることが多いと言われています。主な症状は、子宮内膜様組織が発生している場所、同組織の大きさ、周囲の組織との癒着などによって異なりますが、月経困難症でみられる痛みや不快な症状、性交痛、排尿痛などがよくみられます。このほかにも、不正出血、過多月経などが起こりやすいですし、不妊の原因にもなります。進行すると日常生活にも支障をきたすようになるので、なるべく早い段階で医療機関を受診することが大切です。
子宮体がん
子宮体がんとはをご覧ください。
子宮頸がん
子宮頸がんとはをご覧ください。
卵巣がん
文字通り卵巣に発生する悪性腫瘍です。詳しい発症原因は解明されておりませんが、家族に卵巣がん患者がいる、出産経験がない、子宮内膜症を発症したといった方などによく見られます。主な症状ですが、初期の段階では目立った症状が現れないので発見するのは非常に困難です。そのため、病状が進行し、腹部の膨満感、下腹部の痛みや圧迫感などで気づくことも多いです。さらに腫瘍が大きくなると、骨盤内のほかの臓器を圧迫して、下腹部痛、腰痛、便秘、排尿トラブルなどを引き起こします。また、病変の進み具合によっては腹水が溜まり、同時に栄養の摂取不足を伴って、次第に体重減少や体力の消耗をきたすケースも珍しくありません。