- 2026年10月26日
残便感が続く原因は?便が出てもすっきりしないときの病気と大腸カメラの受診目安

「トイレで便を出したのに、まだ残っている気がする」「何度もトイレに行きたくなるけれど、少ししか便が出ない」といった症状に悩んでいませんか?
排便後も便が残っているように感じる状態を「残便感(ざんべんかん)」といいます。
残便感は、便秘や排便時の筋肉の働き、過敏性腸症候群(IBS)などによって起こることがあります。一方で、直腸の炎症や大腸がんなど、検査が必要な病気が隠れている場合もあります。
残便感があるからといって、必ずしも大腸の重大な病気があるわけではありません。 しかし、以前にはなかった症状が続く場合や、血便・腹痛・体重減少などを伴う場合は注意が必要です。
この記事では、残便感が続く主な原因、考えられる病気、受診する目安、必要に応じて行う大腸カメラについて、さいたま市緑区・浦和美園のかなもり内科婦人科クリニックが解説します。
- 残便感は、実際に便が残っている場合だけでなく、便が少なくても残っているように感じる場合にも起こります。
- 便秘・排便機能の問題・過敏性腸症候群などが原因となることがあります。
- 直腸の炎症や大腸がんなどの病気でも、残便感が現れる場合があります。
- 血便・便通の変化・体重減少・貧血などを伴う場合は、早めに消化器内科へ相談しましょう。
- 原因に応じて、大腸カメラや排便機能を調べる検査などが必要になることがあります。
1. 残便感とは?便が出てもすっきりしない理由
残便感は「便が残っているように感じる状態」
残便感とは、排便後も直腸や肛門のあたりに便が残っているような感覚が続くことです。例えば、次のような状態が挙げられます。
- 排便したのに、まだ便が残っている気がする
- トイレから出ても、すぐにまた便意を感じる
- 何度もいきんでも、少量の便しか出ない
- 排便後に下腹部や肛門付近がすっきりしない
- 便意はあるのに、実際には便が出ない
このような症状は、必ずしも便が直腸に残っていることを意味するわけではありません。
医学情報をまとめたMSDマニュアル「成人の便秘」でも、残便感は便秘に関連する症状の一つとして説明されています。
実際に便が残っている場合
便が硬くなっていたり、排便に必要な筋肉がうまく働いていなかったりすると、直腸内の便を十分に排出できないことがあります。この場合、排便後も便が残り、何度もトイレに行きたくなることがあります。特に、強くいきまないと便が出ない、排便に長い時間がかかるといった症状を伴う場合は、排便機能の問題も考えられます。
便が少なくても残便感が起こる場合
一方で、直腸の炎症や腸の感覚の変化などによって、実際には便がほとんど残っていなくても、便意や不快感が続く場合があります。便を出そうとしても少量しか出ない、あるいは何も出ないのに便意が繰り返される状態は、「しぶり腹」と呼ばれることもあります。
残便感の原因を考えるうえでは、実際に便を出しにくいのか、便が出たあとにも便意や不快感が残るのかを区別することが大切です。
2. 残便感が続く主な原因と考えられる病気
① 慢性便秘症
残便感の原因として考えられる代表的な病気が、慢性便秘症です。便秘というと「何日も便が出ない状態」を想像する方が多いかもしれません。しかし、毎日排便があっても、便を十分に出せない状態が続いている場合があります。
- 排便時に強くいきむ必要がある
- 硬い便が出る
- 少量ずつしか便が出ない
- 排便後も便が残っているように感じる
- 排便に時間がかかる
慢性便秘症には、大腸の動きが低下して便が進みにくくなる場合や、直腸まで運ばれた便をうまく排出できない場合などがあります。
日本消化管学会が作成した「便通異常症診療ガイドライン2023―慢性便秘症」でも、便秘の診断では排便回数だけでなく、排便困難や残便感などの症状を確認することが重要とされています。
毎日便が出ていても、残便感が続く場合は便秘症の可能性があります。
② 排便協調障害などの排便機能の問題
排便するときには、直腸が便を押し出す働きと、肛門周囲の筋肉が緩む働きが協調する必要があります。しかし、この筋肉の動きがうまく連動しないと、便が直腸まで届いていても排出しにくくなる場合があります。このような状態の一つが「排便協調障害」です。
- 便意があるのに便が出にくい
- 排便時に強くいきむ
- 排便に長い時間がかかる
- 便が出口で引っかかるように感じる
- 軟らかい便でも出しにくい
- 排便後も残便感がある
女性では、骨盤底の構造の変化や直腸瘤などが排便に影響する場合もあります。
MSDマニュアル「便秘」では、排便に関係する筋肉の協調がうまくいかないことによって、排便困難や残便感が生じる場合があると説明されています。
排便機能の問題は、大腸カメラだけでは十分に評価できないことがあります。 症状に応じて、肛門や直腸の働きを調べる専門的な検査が必要になる場合もあります。
③ 過敏性腸症候群(IBS)
過敏性腸症候群(IBS)も、残便感が続く原因の一つです。IBSは、腹痛と便通異常を繰り返す病気です。腸の動きや刺激に対する感受性などが変化し、さまざまな腹部症状が現れます。
- 腹痛を繰り返す
- 便秘や下痢が続く
- 排便回数や便の硬さが変化する
- お腹が張る
- 排便後もすっきりしない
- 便意が繰り返し起こる
IBSでは、便が直腸内に残っていなくても、腸の感覚や働きの変化によって残便感が生じる場合があります。
日本消化器病学会の「患者さんとご家族のための過敏性腸症候群(IBS)ガイド2023」では、腹痛と排便状態の変化を中心に、IBSの特徴や診断・治療について解説しています。
ただし、残便感だけでIBSと診断することはできません。 血便や原因不明の体重減少などがある場合は、ほかの病気が隠れていないか確認することが重要です。
④ 直腸炎・潰瘍性大腸炎などの炎症
直腸や大腸の粘膜に炎症が起こると、便が十分に出ていなくても便意を感じたり、排便後も不快感が続いたりすることがあります。例えば、潰瘍性大腸炎は、大腸の粘膜に慢性的な炎症や潰瘍が生じる病気です。
- 下痢が続く
- 血便や粘液の混じった便が出る
- 腹痛がある
- 排便回数が増える
- 便意が頻繁に起こる
- 残便感や肛門付近の不快感がある
潰瘍性大腸炎では、直腸から炎症が広がることがあり、直腸の炎症が便意の異常に関係する場合もあります。
難病情報センター「潰瘍性大腸炎」でも、下痢や血便、腹痛などが主な症状として説明されています。残便感に血便や下痢、腹痛などを伴う場合は、炎症性腸疾患などの可能性も考慮する必要があります。
⑤ 大腸がん・直腸がん
残便感が続く場合に、注意したい病気の一つが大腸がんです。特に、直腸やS状結腸などに病変ができ、腸の内部が狭くなったり、排便に影響したりすると、便が残っているような感覚が現れることがあります。
- 血便が出る
- 便秘や下痢が続く
- 便が細くなる
- 排便回数が以前より増える
- お腹の張りが続く
- 原因不明の貧血や体重減少がある
国立がん研究センターの「大腸がん(結腸がん・直腸がん)について」でも、がんが進行して腸が狭くなると、便が細くなる、便が残る感じがするなどの症状が現れる場合があると説明されています。
ただし、残便感があるだけで大腸がんと判断することはできません。 また、早期の大腸がんは自覚症状がほとんどないことも多いため、症状の有無だけで判断しないことが重要です。

3. 残便感と大腸がんの関係
残便感だけで大腸がんを判断できる?
残便感は、大腸がん以外の病気でも起こる症状です。便秘やIBS、排便機能の問題などでも生じるため、残便感があるからといって大腸がんである可能性が高いとは限りません。一方、直腸に腫瘍ができている場合などには、便が残っているような感覚が現れることがあります。
そのため、残便感が続いている場合は、症状の経過やほかの症状を含めて判断する必要があります。
- 最近になって残便感が出るようになった
- 以前より排便回数が増えた
- 便が細くなってきた
- 血便が出るようになった
- 便秘や下痢を繰り返す
- 原因のわからない体重減少がある
こうした症状がある場合は、早めに消化器内科へ相談することが大切です。
便が細くなっている場合は注意が必要
残便感に加えて、以前より便が細くなっている場合も注意が必要です。大腸や直腸の内部が狭くなる病変がある場合、便の通過に影響し、便が細くなることがあります。ただし、便の形状は便秘や腸の働きの変化などでも変わり、便の太さだけでは病気を判断できません。
「残便感が続く」「以前より便が細い」という変化が重なっている場合は、自己判断せず受診を検討しましょう。
痔がある場合は大腸の病気を心配しなくてよい?
痔などの肛門の病気があっても、大腸や直腸に別の病気が存在する可能性はあります。特に血便や便通の変化がある場合は、痔だけが原因と決めつけないことが重要です。血便と大腸の病気の関係は、当院の「血便・粘血便が繰り返す原因と受診の目安」でも解説しています。
4. 残便感があるときに注意したい症状
残便感が続く・以前と排便習慣が変わった
以前にはなかった残便感が続いている場合や、排便回数・便の形状などが明らかに変わった場合は、消化器内科への相談を検討しましょう。残便感について、「何日以上続いたら必ず病気」という一律の基準があるわけではありません。しかし、これまでと違う状態が続く場合は、長期間自己判断で様子を見ないことが大切です。
血便・便潜血陽性を伴う
便に血液が混じる、トイレットペーパーに血液が付く、健康診断の便潜血検査で陽性と判定された場合は注意が必要です。血便は痔でも起こりますが、大腸がんや炎症性腸疾患などが原因となる場合もあります。便潜血検査で陽性となった場合は、症状がなくても精密検査が必要です。
腹痛やお腹の張りが続く
残便感に加えて、腹痛やお腹の張りが続いている場合も、医療機関への相談を検討しましょう。便秘やIBSなどが関係している場合もありますが、大腸の炎症や腸の通過障害などが原因となることもあります。
お腹の張りについては、当院の「お腹の張りが続く原因は?」でも解説しています。
原因不明の体重減少・貧血を伴う
食事制限などをしていないのに体重が減っている場合や、健康診断で貧血を指摘された場合は、早めに医療機関を受診しましょう。消化管から少量の出血が続いている場合など、大腸の病気が関係している可能性もあります。
強い腹痛・嘔吐・便もガスも出ない場合
激しい腹痛や嘔吐があり、便もガスも出ない場合は、腸閉塞などの緊急性のある病気が疑われます。このような状態は、通常の外来予約を待つのではなく、速やかな医療機関への受診が必要です。
強い腹痛・繰り返す嘔吐・著しいお腹の張りがある場合は、救急受診も含めて早急に対応してください。

5. 残便感が続く場合は何科を受診する?
残便感が続く場合、まずは消化器内科や胃腸科が主な相談先になります。消化器内科では、排便の状態や症状の経過、血便・腹痛などの有無を確認し、必要な検査を判断します。
受診時に伝えておきたいこと
- いつ頃から残便感が続いているか
- 毎回の排便後に残便感があるか
- 便は硬いか、軟らかいか
- 排便時に強くいきむ必要があるか
- 一度に出る便の量はどのくらいか
- 血便や腹痛があるか
- 最近、体重の変化があったか
- 普段使用している下剤やその他の薬
- 大腸がんの家族歴や過去の内視鏡検査歴
症状の経過を具体的に伝えることで、医師が原因を考えやすくなります。
肛門の病気や排便機能の問題が疑われる場合
肛門の痛みや出血を伴う場合や、便が出口で引っかかるような感覚が強い場合は、肛門科や大腸肛門外科などでの評価が必要になることもあります。排便時の筋肉の協調に問題がある場合には、専門的な排便機能検査が必要になる場合もあります。受診先がわからない場合は、まず消化器内科に相談するとよいでしょう。
6. 原因を調べるために行う検査
残便感が続く場合、すべての方に大腸カメラが必要になるわけではありません。医師が症状や既往歴、年齢、家族歴などを確認したうえで、必要な検査を判断します。
問診・診察
最初に、残便感が始まった時期や便通の状態、血便などの有無を確認します。腹部の診察に加え、必要に応じて直腸や肛門の状態を確認する診察を行うこともあります。
血液検査・便検査など
症状に応じて、血液検査や便検査などを行う場合があります。血液検査では、貧血や炎症などの有無を確認することがあります。検査内容は、患者さんの症状によって異なります。
大腸カメラ(大腸内視鏡検査)
大腸がんや大腸の炎症などが疑われる場合は、大腸カメラを検討します。大腸カメラは、肛門から内視鏡を挿入し、大腸の内部を直接観察する検査です。
- 大腸がん・直腸がん: 大腸や直腸に腫瘍がないか確認し、必要に応じて組織を採取します。
- 大腸ポリープ: 大腸の粘膜にできるポリープの有無や大きさ、形状を確認します。
- 大腸の炎症: 潰瘍性大腸炎などによる粘膜の炎症や潰瘍の有無を確認します。
- 腸の内部が狭くなっている病変: 腫瘍や炎症などによって腸が狭くなっていないか観察します。
日本消化器内視鏡学会の「大腸内視鏡検査は、どんな時に行う検査でしょうか?」でも、大腸の腫瘍や炎症が疑われる場合や、原因不明の便秘・腹痛などがある場合に大腸内視鏡検査を検討すると説明されています。
ただし、大腸カメラで異常が見つからなくても、排便機能や腸の感覚に関係する問題が残っている場合があります。
必要に応じて排便機能を調べる検査
大腸の粘膜に明らかな病変がない場合でも、便をうまく排出できない症状が続くことがあります。このような場合は、専門医療機関で直腸肛門内圧検査などを行い、排便時の筋肉の働きを評価することがあります。どの検査が必要かは、症状や診察結果によって判断します。

| 診察・検査 | 確認すること |
|---|---|
| 問診・診察 | 症状の経過や排便状態、腹痛・血便などの有無 |
| 血液検査・便検査 | 貧血、炎症などの手がかり |
| 大腸カメラ | 腫瘍、ポリープ、炎症、腸の狭窄など |
| 専門的な排便機能検査 | 排便時の筋肉の働きなど(必要な場合) |
7. 日常生活で見直したいポイント
残便感の原因が便秘などに関係している場合は、生活習慣の見直しが役立つことがあります。ただし、症状が続いている場合は、生活習慣の改善だけで様子を見続けず、原因を確認することが大切です。
水分摂取と食事のバランスを整える
水分が不足すると、便が硬くなりやすくなります。普段の水分摂取量が少ない方は、適切に水分をとることを意識しましょう。食物繊維を含む食品をバランスよくとることも、便通を整えるうえで役立つ場合があります。
ただし、強い腹痛やお腹の張りがある場合、腸の通過障害が疑われる場合などには、自己判断で食物繊維を増やすことが適切でない場合もあります。
排便を我慢しない
便意を感じたときに、できるだけ無理に我慢しないことも大切です。一方で、便が出ないからといって、長時間強くいきみ続けることは避けましょう。
適度な運動を取り入れる
運動不足が便秘に関係している場合は、散歩などの無理のない運動が役立つことがあります。体調に合わせて、日常生活の中で身体を動かす機会を増やすことを意識しましょう。
下剤や浣腸を自己判断で使い続けない
残便感があると「便を全部出したい」と考え、下剤や浣腸を繰り返し使用したくなるかもしれません。しかし、残便感の原因が便秘だけとは限りません。排便機能の問題や直腸の炎症などが関係している場合には、下剤だけでは改善しないことがあります。
残便感が続く場合は、自己判断で薬の量や使用回数を増やさず、医師や薬剤師に相談しましょう。
8. かなもり内科婦人科クリニックの消化器内科・大腸カメラ
さいたま市緑区・浦和美園のかなもり内科婦人科クリニックでは、便秘や下痢、血便、腹痛などの消化器症状についてご相談いただけます。「排便後も便が残っているように感じる」「以前と比べて排便の状態が変わった」といったお悩みについても、消化器内科で症状を確認し、必要に応じた検査を検討します。
日本消化器内視鏡学会専門医による検査
当院では、日本消化器内視鏡学会専門医である金森瑛院長が中心となり、大腸カメラ検査を行っています。大学病院や地域基幹病院での消化器内科診療・内視鏡検査の経験を生かし、大腸や直腸の粘膜の状態を確認します。
鎮静剤を使用した検査にも対応
当院では、ご希望や患者さんの状態に応じて、鎮静剤を使用した大腸カメラ検査に対応しています。また、検査時には炭酸ガスを使用し、検査中や検査後のお腹の張りなどの負担軽減に努めています。
なお、鎮静剤には副作用や偶発症のリスクがあり、使用した当日は自動車・バイク・自転車の運転ができません。
大腸ポリープの日帰り切除にも対応
大腸カメラでポリープが見つかった場合、状態によっては検査当日に切除することが可能です。ただし、ポリープの大きさや数、服薬状況、検査枠などによっては、後日の治療や別の医療機関での対応が必要になる場合があります。
浦和美園駅徒歩1分・土曜日の検査にも対応
当院は、埼玉スタジアム線「浦和美園駅」から徒歩1分の場所にあります。大腸カメラは土曜日の検査にも対応しており、平日は仕事などで時間が取りにくい方もご相談いただけます。
検査の内容や準備については当院の大腸カメラ診療ページをご確認ください。
残便感が続いている方へ
残便感の原因には、便秘や排便機能の問題など、さまざまなものがあります。一方で、直腸や大腸の炎症、腫瘍などの病気が隠れている場合もあります。原因を調べるために大腸カメラが必要かどうかは、症状や診察結果に応じて判断します。
さいたま市緑区・浦和美園周辺で、排便後の残便感や便通の変化が気になる方は、当院の消化器内科へご相談ください。
9. よくある質問(Q&A)
毎日便が出ていても、残便感がある場合は便秘ですか?
A. 毎日排便があっても、便秘症の可能性はあります。 便秘は排便回数が少ない状態だけではありません。便が出しにくい、強くいきむ必要がある、排便後も残便感があるといった症状が続く場合も、便秘症が考えられます。
残便感があると、大腸がんの可能性は高いですか?
A. 残便感だけで大腸がんの可能性が高いとは判断できません。 残便感は便秘やIBS、排便機能の問題などでも起こります。ただし、大腸がんなどの病気が原因となる場合もあります。特に血便や便が細くなる変化、体重減少などがある場合は、消化器内科へ相談しましょう。
便が残っていないのに、残便感が続くことはありますか?
A. あります。 直腸の炎症や腸の感覚の変化などによって、便がほとんど残っていなくても便意や不快感が続く場合があります。残便感があることと、実際に便が残っていることは必ずしも同じではありません。
残便感が続く場合、必ず大腸カメラが必要ですか?
A. すべての方に大腸カメラが必要になるわけではありません。 症状の経過や年齢、血便の有無、既往歴、家族歴などを確認し、医師が検査の必要性を判断します。大腸カメラ以外の検査が必要になる場合もあります。
残便感がストレスによって起こることはありますか?
A. ストレスが腸の働きや感覚に影響し、残便感などの症状に関係する場合があります。 ただし、ストレスがあるからといって、症状の原因がストレスだけとは限りません。残便感が続いている場合は、ほかの病気が隠れていないか確認することが大切です。
残便感があるとき、下剤を使って便を出し切った方がよいですか?
A. 自己判断で下剤を増やすことはおすすめできません。 残便感の原因が便秘ではなく、排便機能や直腸の炎症などに関係している場合もあります。原因によって適切な治療が異なるため、症状が続く場合は医師や薬剤師に相談しましょう。
10. まとめ|残便感が続く場合は原因を確認しましょう
残便感は、便秘や排便機能の問題、過敏性腸症候群など、さまざまな原因によって起こります。一方、直腸の炎症や大腸がんなど、検査が必要な病気が関係している場合もあります。
- 残便感があるからといって、必ずしも便が残っているわけではありません。
- 血便・便通の変化・体重減少・貧血などを伴う場合は、早めに消化器内科へ相談しましょう。
- 必要に応じて大腸カメラなどの検査を行い、原因を確認することが大切です。
「便が出ているのにすっきりしない」「何度もトイレに行きたくなる」といった状態が続いている場合は、自己判断で長期間様子を見ないようにしましょう。かなもり内科婦人科クリニックでは、症状や検査歴などを確認し、必要に応じた検査をご案内しています。
