• 2026年5月24日
  • 2026年5月23日

内視鏡検査は自費と保険で何が違う?費用差と検査内容を徹底比較

「胃カメラって、保険が使えるの?」

外来でよくいただく質問です。答えはシンプルではなく、受ける目的と症状の有無によって大きく変わります。同じ内視鏡検査でも、保険診療なら3割負担で済むところが、自費診療では全額自己負担になる場合があります。

費用の差は、ときに数万円単位になることもあります。「知らなかった」では済まない話です。

この記事では、消化器内視鏡専門医として多くの患者さんの検査に携わってきた立場から、内視鏡検査における保険診療と自費診療の違いを、費用・条件・検査内容の観点からわかりやすく解説します。さいたま市緑区・浦和美園エリアで内視鏡検査を検討されている方にも、ぜひ参考にしていただければと思います。

内視鏡検査の費用が気になる方へ

埼玉県さいたま市で内視鏡検査の保険適用や検査内容について確認したい方は、かなもり内科婦人科クリニックへご相談ください。

症状や検査目的に合わせて、適切な検査方法をご案内しています。

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保険診療と自費診療、そもそも何が違うのか

まず、根本的な違いを整理しましょう。

保険診療とは、健康保険が適用される診療のことです。何らかの症状があり、医師が「内視鏡検査が必要」と判断した場合に適用されます。患者さんの自己負担は、年齢や所得に応じて1割・2割・3割のいずれかです。

一方、自費診療は健康保険が適用されず、検査費用の全額を自己負担する診療形態です。

「なぜ自費診療を選ぶ人がいるの?」と思われる方もいるでしょう。

実は、症状がなく単に健康確認のために受ける人間ドックや健康診断での内視鏡検査は、原則として保険適用外となります。また、医師が「検査は不要」と判断したうえで、本人の希望で受ける場合も自費診療となります。

定期的な健康管理として自費で検査を選ぶ方も少なくありません。どちらを選ぶかは、ご自身の健康状態と目的によって異なります。症状がある場合は、まず保険診療での受診をお勧めします。

保険が適用される条件とは

胃カメラ(上部消化管内視鏡)の場合

保険適用の大前提は、「医学的必要性」があることです。

以下のような状況では、医師が必要と判断すれば保険適用となります。

  • 胃痛・胸やけ・胃もたれ・吐き気などの症状がある
  • 食事がつかえる、胸痛などの症状がある
  • 黒色便(タール便)が出た
  • ピロリ菌感染歴がある
  • 健康診断やバリウム検査で異常を指摘された
  • 胃がんの家族歴がある
  • 過去に胃潰瘍・胃炎などの治療歴があり、経過観察が必要

「症状が軽いから我慢しよう」と思われる方もいますが、早期発見・早期治療のためにも、気になる症状があればためらわずに受診されることをお勧めします。

大腸カメラ(下部消化管内視鏡)の場合

大腸カメラも、同様の考え方で保険適用が判断されます。

  • 下痢・便秘・腹痛・腹部不快感などの症状がある
  • 血便が出た
  • 便潜血検査が陽性だった
  • 大腸ポリープの経過観察が必要
  • 大腸がんなど腸の疾患のリスクが高い
  • PET検査・CT検査・腫瘍マーカー検査で要精密検査となった

便潜血陽性の方は、必ず精密検査として大腸カメラを受けてください。これは保険適用となる代表的なケースです。

保険が適用されないケース

以下の場合は、原則として保険適用外となります。

  • 健康診断・がん検診・人間ドックとして受ける場合
  • 症状がなく、念のためという理由だけで受ける場合
  • 医師が不要と判断したうえで、本人の希望で受ける場合

ただし、自治体が実施するがん検診では費用補助がある場合があります。お住まいの市区町村のホームページで確認されることをお勧めします。

検査内容を詳しく確認したい方へ

胃カメラや大腸カメラの費用や流れについて相談したい方は、かなもり内科婦人科クリニックへご相談ください。

初めて検査を受ける方にも、検査の違いや注意点を丁寧にご説明しています。

かなもり内科婦人科クリニックに相談する

費用の目安を徹底比較〜保険診療 vs 自費診療

胃カメラの費用比較

費用は、検査内容によって変わります。

保険診療(3割負担)の場合の目安は以下の通りです。

  • 観察のみ:約4,000〜6,000円程度
  • 観察+鎮静剤あり:約6,500円程度
  • 観察+生検(組織採取):約9,000〜12,000円程度
  • 観察+ピロリ菌検査:約8,000円程度

一方、自費診療(健診目的)の場合は、観察のみで14,000円程度が目安です。生検を行った場合は30,000〜40,000円程度になることもあります。

同じ「胃カメラ」でも、保険か自費かで2〜5倍の差が生じることがあります。

大腸カメラの費用比較

大腸カメラも同様に、検査内容で費用が変わります。

保険診療(3割負担)の場合の目安は以下の通りです。

  • 観察のみ:約7,500〜10,000円程度
  • 観察+鎮静剤あり:約8,000円程度
  • 観察+生検:約10,000〜20,000円程度
  • 観察+ポリープ切除(1カ所):約20,000〜30,000円程度

自費診療(健診目的)の場合は、観察のみで15,000〜30,000円程度が目安です。ポリープ切除まで行う場合は60,000〜100,000円程度になることもあります。

ポリープ切除が見つかった場合の特例

自費(健診目的)で検査を受けていても、検査中にポリープが発見されて切除が必要となった場合は、保険診療に切り替えることができる医療機関もあります。

ただし、施設によって対応が異なります。事前に確認しておくと安心です。

保険診療と自費診療で検査内容は変わるのか

「自費の方が丁寧に診てもらえるの?」という質問もよくいただきます。

結論から言えば、内視鏡検査そのものの質は変わりません。

保険診療では、保険で認められた範囲内での検査・処置が行われます。自費診療では、より自由度の高い検査オプションを選べる場合もありますが、胃カメラや大腸カメラの観察精度や医師の技術が変わるわけではありません。

大切なのは、検査を担当する医師の専門性と経験です。

日本消化器内視鏡学会専門医が担当するかどうか、大学病院や基幹病院での経験があるかどうかは、検査の質に直結します。費用の多寡よりも、誰が検査するかを重視してください。

鎮静剤の使用は保険適用される?

鎮静剤を使用した場合、保険診療では鎮静剤分の費用が追加されます。

3割負担の場合、鎮静剤ありの胃カメラは観察のみと比べて500円程度の追加となることが多いです。大腸カメラも同様です。

「胃カメラが苦手」「オエッとなるのが不安」という方には、鎮静剤を使用したウトウトした状態での検査をお勧めしています。鎮静剤の使用は保険診療の範囲内で対応可能なケースがほとんどです。

生検(組織採取)の費用

検査中に気になる病変が見つかった場合、組織を採取して顕微鏡で詳しく調べる「生検」を行うことがあります。

生検を行うと、観察のみの場合と比べて費用が上がります。ただし、これは病変の正確な診断のために必要な処置です。費用を気にして「生検はいらない」とはならないようにしてください。

自費(健診目的)で検査を受けた場合でも、生検は保険診療として扱われる医療機関もあります。詳細は受診する医療機関にご確認ください。

医療保険・生命保険は内視鏡検査に使える?

民間の生命保険や医療保険に加入している方は、内視鏡検査の費用を保険請求できるか気になるところです。

内視鏡を使った胃や大腸のポリープ切除は、「手術給付金」として保険金の支払い対象となる可能性があります。

ただし、観察のみや生検は検査目的のため、手術給付金の対象にならないケースが多いです。保険会社ごとの規約や契約内容によって異なりますので、保険会社の相談窓口でご確認ください。

また、保険会社への請求には医師の診断書などが必要になる場合があります。事前に医療機関にも確認しておくと、スムーズに手続きが進みます。

費用を抑えるために知っておきたいポイント

症状があれば迷わず受診する

胸やけ、胃もたれ、便に血が混じるなど、気になる症状があれば、まず医師に相談してください。症状があれば保険診療の対象となる可能性が高く、費用を大幅に抑えられます。

「たいしたことないだろう」と放置した結果、発見が遅れてしまうケースを、これまで多く見てきました。早期発見が治療成績を大きく左右します。

健康診断の結果を持参する

バリウム検査で異常を指摘された、便潜血が陽性だったという方は、その結果を持参して受診してください。精密検査として保険適用となる可能性があります。

健康診断の結果票は、医師の判断材料として非常に重要です。

自治体のがん検診を活用する

市区町村が実施するがん検診では、内視鏡検査の費用補助がある場合があります。さいたま市でも、一定の年齢を対象とした胃内視鏡検査の助成制度があります。詳細はさいたま市の公式ホームページでご確認ください。

ポリープ切除は日帰りで対応できる場合がある

大腸ポリープが見つかった場合、その場で切除できるケースがあります。日帰りで対応できれば、入院費用を節約できます。

ただし、ポリープの大きさや状態によっては、別日に改めて切除が必要になることもあります。担当医の判断に従ってください。

かなもり内科婦人科クリニックの内視鏡検査について

浦和美園駅から徒歩1分の場所に、かなもり内科婦人科クリニックがあります。

院長の金森瑛は、日本消化器内視鏡学会専門医・日本消化器病学会専門医・日本内科学会総合内科専門医・日本肝臓学会肝臓専門医・医学博士の資格を持ち、大学病院や基幹病院で消化器内科・内視鏡診療に長年従事してきました。その経験を活かし、専門性の高い内視鏡検査を提供しています。

胃カメラ検査の特徴

経鼻内視鏡・経口内視鏡の両方に対応しています。患者さんの希望や状態に合わせて、最適な検査方法を提案します。鎮静剤を使用したウトウトした状態での検査にも対応しており、「オエッとなるのが不安」という方にも安心して受けていただけます。

当日胃カメラにも対応しています。急な症状がある方も、まずはご相談ください。

大腸カメラ検査の特徴

大腸ポリープの日帰り切除に対応しています。検査中に発見されたポリープをその場で切除できるケースもあり、大腸がん予防につながる早期治療を重視しています。

リカバリー室を完備しているため、鎮静剤使用後も安心して休憩できます。内視鏡洗浄装置・生体情報モニター・高圧蒸気滅菌装置を導入し、安全性と衛生管理に配慮した検査環境を整えています。

連携医療機関について

獨協医科大学埼玉医療センター・さいたま赤十字病院・さいたま市立病院との連携体制を整えています。精密な検査や治療が必要な場合も、適切な医療機関にスムーズに紹介できます。

まとめ〜内視鏡検査の自費と保険、迷ったら専門医に相談を

内視鏡検査の保険適用は、「症状があるかどうか」「医師が必要と判断するかどうか」が基本的な判断基準です。

保険診療と自費診療の費用差は大きく、胃カメラで2〜5倍、大腸カメラでは状況によってさらに開くことがあります。

 「症状があれば保険、なければ自費」──この原則を知っているだけで、医療費の見通しが大きく変わります。

ただし、保険適用の判断は医師が行います。「自分は保険が使えるのか?」と迷ったら、まずは受診して医師に相談してください。

さいたま市緑区・浦和美園エリアで内視鏡検査をご検討の方は、かなもり内科婦人科クリニックへお気軽にご相談ください。消化器内視鏡専門医が、症状や目的に合わせた最適な検査方法と費用についてわかりやすくご説明します。

あなたの不安を、一緒に解消しましょう。

かなもり内科婦人科クリニック

埼玉県さいたま市緑区美園4丁目10-1 シモンイースト美園

浦和美園駅(埼玉スタジアム線)徒歩1分/モール共用駐車場完備

診療科目:一般内科・消化器内科・胃カメラ・大腸カメラ・婦人科

※詳細・ご予約は公式サイトよりご確認ください。

内視鏡検査を検討している方へ

埼玉県さいたま市で内視鏡検査について相談したい方は、かなもり内科婦人科クリニックへご相談ください。

症状や健康状態に合わせて、適切な検査方法をご提案しています。

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著者情報

 かなもり内科婦人科クリニック 院長  金森 瑛

略歴

2012年

獨協医科大学医学部医学科卒業

獨協医科大学病院 臨床研修医

2014年

獨協医科大学 内科学(消化器)講座

2016年

足利赤十字病院 内科

2019年

足利赤十字病院 内科 副部長

2022年

独立行政法人国立病院機構宇都宮病院 消化器病センター医長、内科系診療部長

2024年

獨協医科大学医学部 内科学(消化器)講座 講師

資格

  • 医学博士
  • 日本内科学会総合内科専門医
  • 日本消化器病学会専門医
  • 日本消化器内視鏡学会専門医
  • 日本肝臓学会肝臓専門医
  • 日本医師会認定産業医

所属学会

  • 日本内科学会
  • 日本消化器病学会
  • 日本消化器内視鏡学会
  • 日本肝臓学会
かなもり内科婦人科クリニック 048-878-1830 ホームページ