- 2026年9月23日
- 2026年9月22日
空腹時のみぞおちの痛みと下痢の原因|腹痛が続くときのサインとは

「お腹が空いてくると、みぞおちあたりがズキズキと痛む」「朝起き抜けや食事の前になると腹痛と下痢が起きる」——そんな経験はありませんか?空腹時に限ってみぞおちが痛くなったり、腹痛とともに下痢が続いたりするのは、単なる「お腹の調子が悪いだけ」と見過ごされがちですが、胃や十二指腸、腸に関係する病気のサインである可能性があります。
この記事では、空腹時のみぞおちの痛みや腹痛・下痢が起こるおもな原因とそのメカニズム、自分でできる対処法、そして受診の目安をわかりやすく解説します。症状の背景を正しく知ることで、早めに適切なケアへとつなげましょう。
- ✅ 空腹時にみぞおちが痛くなる代表的な原因と見分け方
- ✅ 腹痛と下痢が同時に起こるときに考えられる疾患
- ✅ どんな症状のときに内科を受診すべきか
- ◦ 目次
- ▸ 「空腹時のみぞおちの痛み」「腹痛と下痢」はよくある悩みです
- ▸ 空腹時にみぞおちが痛くなるおもな原因
- ◦ 胃酸と粘膜のバランスが崩れると痛みが起きる
- ◦ ピロリ菌感染が原因となるケースも少なくない
- ◦ 逆流性食道炎・胃食道逆流症(GERD)の可能性
- ▸ 腹痛と下痢が重なるときに考えられる病気
- ◦ 過敏性腸症候群(IBS):ストレスと腸の関係
- ◦ 感染性腸炎(ウイルス・細菌性)
- ◦ 炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)の可能性
- ▸ 自分でできる対処法と受診の目安
- ◦ 日常生活で取り組めるセルフケア
- ◦ 市販薬でよくなっても安心できない理由
- ◦ 胃カメラ・大腸カメラで「原因」を正確につかむ
- ▸ かなもり内科婦人科クリニックの消化器診療
- ▸ よくある質問(FAQ)
- ▸ まとめ
- ◦ みぞおちの痛み・腹痛・下痢でお悩みの方へ
目次
「空腹時のみぞおちの痛み」「腹痛と下痢」はよくある悩みです
「食事の前になるとみぞおちが締め付けられるように痛い」「空腹になると胃のあたりが焼けるような感じがする」という症状を抱えながら、「たいしたことない」と様子を見ている方は少なくありません。また、腹痛と下痢がセットで起きるという状態も、忙しい毎日の中で「ストレスかな」と片づけてしまいがちです。
しかし空腹時のみぞおちの痛みは、胃酸が過剰に分泌されているサインであることが多く、放置すると胃や十二指腸に潰瘍(かいよう)が生じるリスクがあります。また腹痛と下痢が繰り返し起こる場合、過敏性腸症候群(IBS)や感染性腸炎など、治療が必要な疾患が隠れていることもあります。
「お腹が空いているから痛いだけ」と思い込んで我慢し続けるのではなく、症状のパターンを正確に把握して、適切なタイミングで専門家に相談することが大切です。特にさいたま市緑区・浦和美園周辺にお住まいで、こうした消化器症状が気になっている方は、ぜひ早めに内科を受診してみてください。
よくある誤解として、「空腹時の胃痛はただの胃炎でしょ」と考える方が多いのですが、胃炎と潰瘍では治療方針がまったく異なります。見た目の症状だけで判断するのではなく、胃カメラ(内視鏡検査)によって粘膜の状態を直接確認することが診断の鍵になります。
空腹時にみぞおちが痛くなるおもな原因
胃酸と粘膜のバランスが崩れると痛みが起きる
胃は食事をすると消化のために胃酸を分泌しますが、空腹の状態が続くと胃酸が胃や十二指腸の粘膜を直接刺激するようになります。本来、胃の粘膜は粘液によって胃酸から守られていますが、何らかの原因でこの防御機能が低下すると、痛みや不快感として現れます。空腹時の痛みは「胃酸過多」と「粘膜防御力の低下」が重なったサインとして理解しておくことが大切です。
十二指腸潰瘍は、空腹時のみぞおちの痛みを引き起こす代表的な疾患です。胃の出口に続く十二指腸に潰瘍ができると、食事で胃酸が中和された後は楽になり、空腹になるとまた痛みが出るという特徴的なパターンを示します。夜中や早朝に痛みで目が覚めることもあります。ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)の感染が主要な原因のひとつとされており、除菌治療によって再発リスクを下げることが期待できます(個人差があります)。
胃潰瘍も空腹時のみぞおちの痛みを引き起こしますが、十二指腸潰瘍とやや異なり、食後30分〜1時間後に痛みが増すことが多いのが特徴です。ただし個人差が大きく、空腹時に強い痛みを感じる場合もあります。重症化すると潰瘍が深くなり、出血や穿孔(穴が開く)などの合併症につながる可能性があるため、早めの受診と胃カメラによる確認が重要です。
胃カメラで検査しても潰瘍や炎症などの明らかな異常が見つからないのに、みぞおちの痛み・胃もたれ・食後の不快感などが続く状態を「機能性ディスペプシア」といいます。胃の動きや感覚の乱れが原因とされており、ストレスや生活習慣の影響を受けやすい疾患です。「検査異常なし=問題なし」ではなく、機能性の問題として治療・生活改善が必要な場合があります。
ピロリ菌感染が原因となるケースも少なくない
ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)は胃の粘膜に生息する細菌で、胃炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍・さらには胃がんのリスクとの関連が広く知られています。自覚症状がないまま感染していることも多く、血液・尿・呼気などによる検査で確認できます。空腹時のみぞおちの痛みが繰り返す場合、ピロリ菌感染の有無を調べることが重要なステップになります。
逆流性食道炎・胃食道逆流症(GERD)の可能性
胃酸が食道に逆流することで胸やけやみぞおちの不快感が生じる「逆流性食道炎(GERD)」も、空腹時や食後に症状が強まることがあります。特に食べ過ぎ・早食い・寝る直前の食事・肥満・前かがみの姿勢などが症状を悪化させる要因となります。「胸が焼ける感じ+みぞおちの痛み」というパターンが続く場合は、逆流性食道炎を念頭に置いた診察が有用です。

腹痛と下痢が重なるときに考えられる病気
過敏性腸症候群(IBS):ストレスと腸の関係
腹痛と下痢が繰り返し起こる場合、最もよく見られる原因のひとつが「過敏性腸症候群(IBS)」です。腸そのものに炎症や異常はないにもかかわらず、腹痛・腹部不快感・下痢・便秘(あるいはその交互)が慢性的に続きます。排便すると腹痛が楽になるのが特徴のひとつで、朝の通勤・通学前や緊張する場面での症状悪化が多く見られます。20〜40代の働き世代・子育て世代に多く、ストレスや睡眠不足、食生活の乱れが関与するとされています。
感染性腸炎(ウイルス・細菌性)
ノロウイルスやロタウイルスなどのウイルス性腸炎、カンピロバクターやサルモネラなどの細菌性腸炎は、突然の腹痛と激しい下痢・嘔吐を引き起こします。発熱を伴うことも多く、食後数時間〜24時間以内に発症するケースが多いのが特徴です。多くは数日で改善しますが、脱水が強い場合や症状が長引く場合は医療機関での点滴・治療が必要になることがあります。
炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)の可能性
繰り返す腹痛・下痢・血便が続く場合には、「潰瘍性大腸炎」や「クローン病」といった炎症性腸疾患も視野に入れる必要があります。これらは腸に慢性的な炎症が起こる病気で、若い世代にも少なくありません。血便・体重減少・発熱が腹痛や下痢に伴う場合は早めの受診が大切です。診断には大腸カメラ(内視鏡検査)による粘膜の直接観察が欠かせません。
⚠ こんな症状は早めに受診してください
- 黒いタール状の便・赤い血便が出た
- 腹痛と下痢に加えて38度以上の発熱がある
- 体重が短期間に著しく減った
- 夜中に痛みで目が覚めることが続いている
- 市販薬を飲んでも1週間以上症状が改善しない
自分でできる対処法と受診の目安
日常生活で取り組めるセルフケア
空腹時のみぞおちの痛みや腹痛・下痢に対して、日常生活で意識したいポイントがいくつかあります。ただし、あくまでこれらは「症状を和らげる補助的な取り組み」であり、原因疾患の治療ではありません。症状が繰り返す場合は医師に相談することを優先してください。
✅ 取り入れたい生活習慣
- 1日3食を規則正しく食べる
- 早食い・食べ過ぎを避ける
- 脂っこいものや刺激物(香辛料・アルコール)を控える
- 十分な睡眠とストレスマネジメント
- 禁煙(喫煙は胃粘膜の防御力を低下させます)
❌ 避けた方がよいこと
- 空腹のまま長時間過ごす
- 痛み止め(NSAIDs)を頻繁に服用する
- 症状を我慢して受診を先延ばしにする
- 自己判断で胃薬を長期服用し続ける
- コーヒー・炭酸飲料の大量摂取
市販薬でよくなっても安心できない理由
市販の胃薬や整腸剤で一時的に症状が和らぐことはありますが、症状が「一時的に隠れている」だけで、原因疾患が治癒したわけではありません。特に胃潰瘍・十二指腸潰瘍・ピロリ菌感染は、薬で症状が収まっても内視鏡で確認しなければ治癒したかどうか判断できません。「薬で楽になったからもう大丈夫」というのは、医学的には誤解につながりやすい考え方です。
胃カメラ・大腸カメラで「原因」を正確につかむ
空腹時のみぞおちの痛みや慢性的な腹痛・下痢の根本原因を明らかにするためには、内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)が有効です。胃カメラでは食道・胃・十二指腸の粘膜を直接観察でき、潰瘍・炎症・ポリープ・ピロリ菌感染の有無などを確認できます。大腸カメラでは大腸・直腸の状態をチェックし、炎症性腸疾患やポリープ・大腸がんの早期発見につなげることができます。
「内視鏡検査は苦しそう」と感じて受診を躊躇している方も多いですが、鎮静剤を使用してウトウトした状態で検査を受ける方法も選択できます(医療機関によります)。検査費用は保険適用の場合、胃カメラ(観察のみ)が3割負担で約5,000円程度が目安です(個人差・病院設定により異なります)。
かなもり内科婦人科クリニックの消化器診療
さいたま市緑区・浦和美園駅から徒歩1分のかなもり内科婦人科クリニックでは、消化器内科の専門医による胃カメラ・大腸カメラ検査を行っています。「検査の敷居を下げたい」という院長の想いのもと、できるだけ苦痛の少ない形での内視鏡検査を提供できるよう努めております。
- ✓消化器内視鏡専門医・医学博士による検査:大学病院・基幹病院で多数の内視鏡検査・治療を経験した専門医が担当します。
- ✓鎮静剤対応・リカバリールーム完備:ご希望の方には鎮静剤を使用し、ウトウトしている間に検査を行うことが可能です。検査後はリカバリールームでゆっくりお休みいただけます。
- ✓大腸ポリープの日帰り切除に対応:大腸カメラで発見されたポリープはその場で切除できる場合があり、再来院の手間を減らすことができます。
- ✓内科と婦人科のワンストップ診療:下腹部痛など内科・婦人科の境界領域の症状も、院内で連携して対応できる体制を整えています。
- ✓WEB予約・LINE予約・クレジットカード決済対応:浦和美園駅徒歩1分・共用駐車場15台完備で、電車でも車でも通院しやすい環境です。

よくある質問(FAQ)
まとめ
- ✅ 空腹時のみぞおちの痛みは、十二指腸潰瘍・胃潰瘍・機能性ディスペプシアなど消化器疾患のサインであることが多い
- ✅ 腹痛と下痢が繰り返す場合、過敏性腸症候群(IBS)・感染性腸炎・炎症性腸疾患などが原因として考えられる
- ✅ 市販薬で症状が一時的に和らいでも、原因疾患が治癒したわけではなく、根本的な診断が重要
- ✅ 血便・高熱・体重減少・夜間の痛みを伴う場合は早めの受診を
- ✅ 胃カメラ・大腸カメラで粘膜の状態を直接確認することが、正確な診断への近道
みぞおちの痛み・腹痛・下痢でお悩みの方へ
「ちょっと気になるだけ」でも大歓迎です。さいたま市緑区・浦和美園駅徒歩1分のかなもり内科婦人科クリニックへ、お気軽にご相談ください。WEB予約・LINE予約で24時間受け付けています。
👨⚕️ 院長コメント|金森 瑛(かなもり あきら)院長
「空腹時のみぞおちの痛みや、腹痛・下痢が続く症状を『たいしたことない』と我慢している方が多くいらっしゃいます。しかし、こうした症状の背景には早期発見・早期対処が大切な疾患が隠れていることがあります。胃カメラや大腸カメラは『苦しい』というイメージを持たれている方も多いですが、鎮静剤を使って眠った状態で受けることもできますので、ぜひ一度ご相談ください。ちょっとした不安でも気軽に来ていただける、そんな場所でありたいと思っています。」