- 2026年6月19日
内視鏡検査の費用内訳を徹底解説|鎮静剤や組織検査で料金はどう変わる?

内視鏡検査の費用はいくら?基本料金の目安
内視鏡検査の費用は、保険適用3割負担で胃カメラ(上部消化管内視鏡)が観察のみ約6,000円、大腸カメラ(大腸内視鏡)が観察のみ約7,500円が目安です。
診療報酬点数は全国共通で定められており、
負担割合によって自己負担額は以下のように異なります。
- 胃カメラ(観察のみ)
- 1割負担:約2,000円
- 2割負担:約4,000円
- 3割負担:約6,000円
- 大腸カメラ(観察のみ)
- 1割負担:約2,500円
- 2割負担:約5,000円
- 3割負担:約7,500円
これらはあくまで検査本体の目安であり、診察料・薬剤費・前処置費用などが別途加算されます。
内視鏡検査の費用が気になる方へ
埼玉県さいたま市のかなもり内科婦人科クリニックでは、検査内容や費用について事前にご相談いただけます。
胃カメラや大腸カメラを検討中の方もお気軽にご相談ください。
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内視鏡検査の費用内訳は何で構成される?
内視鏡検査の総費用は、検査本体料・診察料・薬剤費・前処置費用・加算項目の合計で決まります。
診療明細書には複数の項目が記載されます。それぞれの内訳を把握しておくと、会計時に「なぜこの金額なのか」が理解しやすくなります。
診察料
初回受診時には初診料として約890円(3割負担)が発生します。
検査前に感染症確認や凝固機能などの採血を行う場合は、採血料として約1,260〜2,580円(3割負担)が別途加算されます。
薬剤費・前処置費用
胃カメラでは、のどや鼻の麻酔薬・胃の泡を消す薬・胃粘膜を溶かす薬などが使用されます。薬剤費の合計は約200円(3割負担)程度が目安です。
大腸カメラでは、腸内をきれいにするための下剤(前処置薬)が必要です。下剤の種類によって費用が異なり、モビプレップ約1,958円・ニフレック約920円・マグコロールP約770円・ビジクリア約2,720円・ピコプレップ約2,020円(いずれも税込)が目安です。
加算項目(NBI・色素内視鏡など)
拡大内視鏡や画像強調観察(NBI・FICEなど)を使用した場合は、200点(約2,000円)の狭帯域光強調加算が発生します。
色素を用いて粘膜を染色する「粘膜点墨法」を行った場合は60点(約600円)の加算となります。これらの加算は導入設備のある医療機関のみで発生します。
鎮静剤(静脈麻酔)を使うと費用はいくら増える?
鎮静剤(静脈麻酔)を使用した場合、保険適用であれば約200〜500円の追加費用が目安です。
鎮静剤の費用は診療の一環として行われる内視鏡検査であれば保険適用となり、自己負担は少額に抑えられます。
鎮静剤を使うと「ウトウトした状態」で検査を受けられるため、胃カメラ特有の「オエッ」となる嘔吐反射や、大腸カメラの腹部不快感を大幅に軽減できます。
鎮静剤使用のメリット・デメリット
- メリット①:検査中の不快感・嘔吐反射を軽減し、リラックスして受けられる
- メリット②:患者が安静を保てるため、医師が丁寧に観察でき検査の質が向上する
- メリット③:検査への心理的ハードルが下がり、定期検査を継続しやすくなる
- デメリット①:血圧低下・呼吸が浅くなるなどの副作用が起こることがある
- デメリット②:検査後に一定時間の休憩(リカバリー)が必要で、当日の車・バイク運転は不可
- デメリット③:過去に静脈麻酔でアレルギーを起こした方は使用できない場合がある
当院(かなもり内科婦人科クリニック)ではリカバリー室を完備しており、鎮静剤使用後も安心してお休みいただける体制を整えています。

組織検査(生検・病理検査)を行うと費用はどう変わる?
生検(組織採取)と病理組織検査を追加した場合、3割負担で胃カメラは約9,000円・大腸カメラは約10,000円が目安となり、観察のみより約2,500〜3,000円増加します。
生検とは、内視鏡で疑わしい病変を発見した際に組織の一部を採取し、顕微鏡で詳しく調べる検査です。がんや炎症の確定診断に不可欠な処置です。
費用の内訳は以下のとおりです(3割負担の場合)。
- 内視鏡下生検法:310点(約930円)
- 病理組織顕微鏡検査(T-M):860点(約2,580円)
- 病理診断料:150点(約450円)
- 結果説明の再診料:73点(約220円)
生検の結果は通常1〜2週間後に判明するため、結果説明のための再診が必要です。その際の再診料も費用に含まれます。
大腸ポリープ切除を行うと費用はいくらかかる?
大腸ポリープ切除(日帰り)を行った場合の自己負担費用は、3割負担で約20,000〜30,000円が目安です。
大腸カメラ観察+ポリープ切除(1カ所)の3割負担は約20,000円が目安です。切除するポリープの数・大きさ・切除方法によって費用は変動します。
ポリープ切除の方法と費用の違い
- コールドポリペクトミー(小さなポリープ):電気を使わずに切除する方法。
- ホットポリペクトミー・EMR(大きなポリープ):電気メスや粘膜下注射を使用。
当院では検査中に発見されたポリープをその場で日帰り切除できるケースがあります。「切除のために再度来院する」手間が省け、大腸がん予防につながる早期治療が可能です。
ポリープ切除後の生命保険・医療保険の適用は?
大腸ポリープ切除は「手術給付金」の支払い対象となる可能性があります。ただし観察のみや生検は検査目的のため、手術給付金の対象にならないケースが多いです。保険会社の規約や契約内容によって異なるため、事前に保険会社へ確認することをお勧めします。
保険適用になるケースとならないケースの違いは?
症状があり医師が必要と判断した場合・健康診断で異常が見つかり精密検査として行う場合は保険適用となり、1〜3割の自己負担で受けられます。
一方、症状がない状態での健康診断・人間ドック目的の内視鏡検査は保険適用外(自費診療)となり、全額自己負担です。自費診療の場合、医療機関が自由に価格を設定できるため、胃カメラで10,000〜20,000円程度になることが一般的です。
保険適用になる主な条件
- 胃カメラ:胃痛・胸やけ・吐き気・黒色便などの症状がある、ピロリ菌感染歴がある、健康診断で異常を指摘された、バリウム検査で再検査となった、胃がん家族歴がある
- 大腸カメラ:便潜血陽性、血便・腹痛・便秘・下痢などの症状がある、大腸がん家族歴がある、健康診断で異常を指摘された
保険適用外(自費診療)になる主な条件
- 症状がなく、健康診断・人間ドックとして受ける場合
- 医師が内視鏡検査の必要はないと判断したうえで、本人の希望で受ける場合
なお、市区町村が提供する住民検診や企業の職域検診では費用補助がある場合があります。お住まいの自治体の情報をご確認ください。

胃カメラと大腸カメラを同日に受けると費用はどうなる?
胃カメラと大腸カメラを同日に受けた場合、3割負担で約9,000〜11,000円(観察のみ)が目安となり、別日に受けるよりも総費用を抑えられることがあります。
同日検査では鎮静剤の使用量が少なくて済む・一度の前処置で両方の検査が完了するなどのメリットがあります。
- 胃カメラ+大腸カメラ(観察のみ):3割負担で約9,000〜11,000円
- 胃カメラ+大腸カメラ+生検:3割負担で約9,000〜30,000円
- 胃カメラ+大腸カメラ+ポリープ切除:3割負担で約15,000〜35,000円
一方で、同日検査は検査時間が長くなり身体的負担が増すこと、経済的負担が一度に集中することなどのデメリットもあります。担当医と相談のうえ、ご自身の状況に合わせた選択をお勧めします。
かなもり内科婦人科クリニックの内視鏡検査の特徴は?
当院は日本消化器内視鏡学会専門医が担当し、鎮静剤対応・日帰りポリープ切除・リカバリー室完備の体制で、浦和美園駅徒歩1分の立地にあります。
院長の金森瑛は、獨協医科大学病院・足利赤十字病院・独立行政法人国立病院機構宇都宮病院などで消化器内科・内視鏡診療に長年従事し、2024年には獨協医科大学医学部内科学(消化器)講座の講師に就任しました。大学病院・基幹病院で培った専門性を活かした内視鏡検査を提供しています。
当院の内視鏡検査の主な特徴
- 日本消化器内視鏡学会専門医による苦痛の少ない内視鏡検査
- 経鼻内視鏡・経口内視鏡の両方に対応し、患者の希望や状態に合わせて選択可能
- 鎮静剤(静脈麻酔)を使用したウトウトした状態での検査が可能
- 大腸ポリープの日帰り切除に対応。検査中に発見されたポリープをその場で切除できるケースあり
- リカバリー室完備で鎮静剤使用後も安心して休憩できる
- 内視鏡洗浄装置・生体情報モニター・高圧蒸気滅菌装置を導入し、安全性と衛生管理に配慮
- 当日胃カメラ対応(絶食でご来院の場合)
- 獨協医科大学埼玉医療センター・さいたま赤十字病院・さいたま市立病院との医療連携あり
アクセス・診療エリア
埼玉スタジアム線「浦和美園駅」徒歩1分に位置し、さいたま市緑区・岩槻区・さいたま市全域・埼玉県南部からアクセスしやすいクリニックです。モール共用駐車場も完備しています。
住所:埼玉県さいたま市緑区美園4丁目10-1 シモンイースト美園
かなもり内科婦人科クリニックでは、消化器内視鏡専門医による胃カメラ・大腸カメラ検査を実施しています。「費用が気になる」「鎮静剤を使いたい」「ポリープが見つかったらその場で切除したい」など、内視鏡検査に関するご不安・ご要望はお気軽にご相談ください。浦和美園駅徒歩1分・駐車場完備で、さいたま市緑区・岩槻区周辺の方も通院しやすい環境です。
よくある質問
胃カメラ検査の費用は3割負担でいくらですか?
3割負担の場合、胃カメラ(観察のみ)は約6,000円が目安です。生検(組織検査)を追加すると約9,000円、鎮静剤を使用すると約200〜500円が上乗せされます。
大腸カメラ検査の費用は3割負担でいくらですか?
3割負担の場合、大腸カメラ(観察のみ)は約7,500円が目安です。生検で約10,000円、ポリープ切除で約20,000〜30,000円程度になります。
鎮静剤(麻酔)を使うと費用はいくら増えますか?
保険適用の内視鏡検査であれば、鎮静剤の追加費用は約200〜500円(3割負担)と少額です。検査後はリカバリー室で休憩が必要で、当日の車・バイク運転は控えてください。
内視鏡検査は保険適用になりますか?
症状があり医師が必要と判断した場合や、健康診断で異常が見つかり精密検査として行う場合は保険適用です。症状のない健康診断・人間ドック目的は自費診療(全額自己負担)となります。
大腸ポリープ切除は日帰りで可能ですか?
小さなポリープであれば検査当日に日帰り切除が可能です。当院では検査中に発見されたポリープをその場で切除できるケースがあります。ポリープの大きさや数によっては入院が必要な場合もあります。
胃カメラと大腸カメラを同日に受けることはできますか?
同日検査は可能で、3割負担で約9,000〜11,000円(観察のみ)が目安です。一度の前処置・鎮静剤で両検査を受けられるメリットがある一方、身体的・経済的負担が集中するため、担当医と相談のうえ決定することをお勧めします。
経鼻内視鏡と経口内視鏡はどちらが費用が高いですか?
経鼻・経口どちらも検査費用は同じです(診療報酬点数が同一)。費用の差はなく、苦痛の少なさや患者の状態・希望に応じて選択できます。
ポリープ切除後に生命保険・医療保険は使えますか?
大腸ポリープ切除は「手術給付金」の対象となる可能性があります。ただし保険会社や契約内容によって異なるため、事前に保険会社へ確認してください。観察のみや生検は対象外のケースが多いです。
内視鏡検査当日に受けることはできますか?
胃カメラは絶食でご来院いただければ当日検査が可能です。大腸カメラは事前に下剤(前処置薬)の準備が必要なため、当日検査は基本的に対応できません。事前にご予約・ご相談ください。
内視鏡検査後はいつから食事できますか?
胃カメラは喉の麻酔が切れる30分〜1時間後から水分・食事が可能です。大腸カメラは検査後に異常がなければすぐに食事できます。生検・ポリープ切除を行った場合は当日のアルコールを控えてください。
結論
内視鏡検査の費用は保険適用3割負担で胃カメラ約6,000円・大腸カメラ約7,500円が基本ですが、鎮静剤・生検・ポリープ切除の有無によって大きく変動します。症状や健康診断の異常がある場合は保険適用で費用を抑えられます。費用を正確に把握したうえで、消化器内視鏡専門医による安全・安心な検査を選ぶことが重要です。かなもり内科婦人科クリニックでは、鎮静剤対応・日帰りポリープ切除・リカバリー室完備の体制で、浦和美園駅徒歩1分の立地から地域の皆様の消化器疾患の早期発見・予防をサポートします。
著者情報
かなもり内科婦人科クリニック 院長 金森 瑛

略歴
2012年
獨協医科大学医学部医学科卒業
獨協医科大学病院 臨床研修医
2014年
獨協医科大学 内科学(消化器)講座
2016年
足利赤十字病院 内科
2019年
足利赤十字病院 内科 副部長
2022年
独立行政法人国立病院機構宇都宮病院 消化器病センター医長、内科系診療部長
2024年
獨協医科大学医学部 内科学(消化器)講座 講師
資格
- 医学博士
- 日本内科学会総合内科専門医
- 日本消化器病学会専門医
- 日本消化器内視鏡学会専門医
- 日本肝臓学会肝臓専門医
- 日本医師会認定産業医
所属学会
- 日本内科学会
- 日本消化器病学会
- 日本消化器内視鏡学会
- 日本肝臓学会