- 2026年5月11日
内視鏡検査の費用相場を徹底解説!胃カメラ・大腸カメラの保険適用と節約術

「胃カメラや大腸カメラって、いったいいくらかかるの?」
検査を勧められたとき、多くの方がまず感じるのは費用への不安です。消化器内科の専門医として、日々の診察でこのご質問を受けない日はありません。
結論からお伝えすると、保険が適用される場合、胃カメラは3割負担で約4,000円〜9,000円、大腸カメラは約6,000円〜30,000円が目安です。ただし、検査内容や処置の有無によって大きく変わります。この記事では、費用の仕組みをわかりやすく整理し、賢く検査を受けるための情報をお届けします。
内視鏡検査の費用が気になる方へ
- 胃カメラ・大腸カメラの費用相場を知りたい
- 保険適用になるケースを確認したい
- 検査前に自己負担額の目安を知っておきたい
まずは検査の必要性や費用の目安だけのご相談も可能です。
内視鏡検査の費用を左右する3つのポイント
費用が変わる理由は、大きく3つあります。

まず「保険診療か自費診療か」。これが最も大きな差を生みます。
次に「検査の内容」。観察のみなのか、組織を採取する生検を行うのか、ポリープを切除するのかによって費用が段階的に上がります。
そして「鎮静剤の使用有無」。保険診療の場合、鎮静剤の追加費用は数百円程度ですが、自費診療では5,000円〜8,000円程度の追加となることがあります。
この3点を頭に入れておくだけで、費用の見通しがぐっと立てやすくなります。
保険診療と自費診療の違い
保険診療とは、健康保険が適用される診療のことです。
腹痛・胸やけ・血便・下血・便通異常など、何らかの消化器症状があり、医師が内視鏡検査を必要と判断した場合に適用されます。この場合、年齢や所得に応じて1割〜3割の自己負担で済みます。
一方、症状がなく「念のため確認したい」「人間ドックの一環として受けたい」という場合は、原則として自費診療(全額自己負担)となります。
ただし、健診目的で自費診療を受けた場合でも、検査中にポリープが発見されて切除を行った場合は、切除を含む検査全体が保険適用に切り替わることがあります。詳細は受診する医療機関にご確認ください。
胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)の費用相場
胃カメラの費用は、検査内容によって以下のように変わります。

保険診療(3割負担)の場合
- 観察のみ:約4,000円〜6,000円程度
- 鎮静剤使用あり:約6,500円程度(数百円の追加)
- 生検(組織採取+病理検査)あり:約9,000円〜12,000円程度
1割負担の方(後期高齢者など)は、上記の約3分の1が目安です。観察のみで約2,000円、生検ありで約3,000円程度となります。
これらの費用には、診察料・薬剤費・前処置費用が含まれます。初診の場合は初診料(3割負担で約890円)、再診の場合は再診料(約390円)が別途かかります。
自費診療の場合
自費診療では、医療機関が自由に価格を設定できるため施設によって異なります。一般的には15,000円〜30,000円程度が相場です。生検を行った場合はさらに追加費用が発生します。
胃カメラの費用内訳を知っておこう
診療明細書を見ると、複数の項目が並んでいて戸惑う方もいらっしゃいます。主な内訳は以下の通りです。
- 内視鏡検査料:基本的な検査費用(3割負担で約3,420円)
- 薬剤費:のどの麻酔薬、消泡薬など(3割負担で約200円程度)
- 鎮静剤:使用する場合(3割負担で約100〜300円)
- 病理検査料:生検を行った場合に追加
- 診察料:初診料または再診料
費用や検査内容で迷われている方へ
かなもり内科婦人科クリニックでは、保険診療・自費診療の違いも丁寧にご説明しています。
浦和美園駅徒歩1分・駐車場完備で通院しやすい環境です。
大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)の費用相場
大腸カメラは、胃カメラと比べて費用の幅が広くなります。
ポリープが見つかった場合の切除処置が「手術」に該当するため、費用が大きく変わるのです。

保険診療(3割負担)の場合
- 観察のみ:約6,000円〜7,000円程度
- 生検(組織採取+病理検査)あり:約10,000円〜20,000円程度
- ポリープ切除あり:約20,000円〜30,000円程度
1割負担の方は、観察のみで約2,000円程度、ポリープ切除を行った場合でも約7,000円〜10,000円程度が目安です。
自費診療の場合
自費診療では、観察のみで約18,000円程度が相場です。ポリープ切除を行った場合は60,000円〜100,000円程度になることもあります。保険診療との差が非常に大きいため、症状がある場合は必ず保険診療で受診することをお勧めします。
ポリープ切除は生命保険の対象になる?
大腸ポリープの切除は、診療報酬上の「手術」に該当します。
そのため、加入している生命保険・医療保険の「手術給付金」の対象となる場合があります。保険の種類や契約内容によって異なりますので、ご自身の保険証券や保険会社にご確認ください。
保険が適用される条件・されない条件
「保険が使えるかどうか」は、受診目的と医師の判断によって決まります。
保険適用になる主なケース
- 胸やけ・胃痛・腹部不快感・血便・下血・貧血などの自覚症状がある
- 健康診断で便潜血陽性・バリウム異常を指摘され、精密検査が必要と判断された
- 過去にポリープや胃潰瘍を指摘されており、定期的な経過観察が必要
- ピロリ菌感染による慢性胃炎(萎縮性胃炎)がある
自費診療になる主なケース
- 症状がなく、健康確認のみを目的とした人間ドック・健康診断
- 病気の治療・経過観察以外の目的で受ける検査
- 健康保険証を提示できない場合
「症状が軽いから大丈夫だろう」と我慢される方も多いのですが、早期発見・早期治療のためにも、気になる症状があれば迷わずご相談ください。
費用を抑える3つの節約術
内視鏡検査の費用負担を軽くする方法は、いくつかあります。

① 高額療養費制度を活用する
「高額療養費制度」とは、1か月の医療費の自己負担が一定額を超えた場合に、超過分が払い戻される制度です。
70歳未満・一般所得の方の場合、自己負担の上限額は月額約80,100円+(医療費−267,000円)×1%となります(所得区分によって異なります)。大腸ポリープ切除など費用が高額になる場合は、この制度の活用を検討してください。
申請は加入している健康保険組合や協会けんぽ、国民健康保険の窓口で行えます。事前に「限度額適用認定証」を取得しておくと、窓口での支払いを上限額に抑えることができます。
② 医療費控除を活用する
年間の医療費の合計が10万円を超えた場合(または所得の5%を超えた場合)、確定申告で「医療費控除」を申請することで所得税が軽減されます。
内視鏡検査の費用はもちろん、交通費(公共交通機関)も対象に含まれます。領収書は必ず保管しておきましょう。
③ 自治体のがん検診・助成制度を利用する
各自治体では、がん検診に対する費用補助を実施しています。胃内視鏡検査については、主に50歳以上を対象に2年に1回の頻度で受けられる検診制度を設けている自治体が多くあります。
さいたま市にお住まいの方は、市のホームページや担当窓口でご自身が対象となる検診制度をご確認ください。自己負担額が大幅に軽減される場合があります。
胃カメラと大腸カメラを同日に受けるとお得?
実は、胃カメラと大腸カメラを同日に受けることで、費用と身体的負担を同時に軽減できる場合があります。
同日検査の場合、前処置(絶食・下剤服用)が1回で済み、鎮静剤の使用量も抑えられることがあります。費用面では、3割負担で約9,000円〜11,000円程度(観察のみ)が目安です。
ただし、検査時間が長くなること、経済的負担が一度に集中することなどのデメリットもあります。ご自身の体調や状況に合わせて、担当医とよく相談した上でご検討ください。
かなもり内科婦人科クリニックの内視鏡検査について
費用のことが気になって、検査を先延ばしにしていませんか?

かなもり内科婦人科クリニックは、埼玉県さいたま市緑区浦和美園に位置し、浦和美園駅から徒歩1分という好立地にあります。
院長の金森瑛は、医学博士であり、日本消化器内視鏡学会専門医・日本消化器病学会専門医・日本内科学会総合内科専門医などの資格を持ちます。大学病院や基幹病院で数多くの内視鏡検査を経験してきた専門医が、直接検査を担当します。
当クリニックの内視鏡検査の特徴
- 鎮静剤を使用した無痛検査:ウトウトしている間に検査が終わります。痛みや不安を最小限に抑えます。
- 最新の内視鏡機器を使用:胃カメラ・大腸カメラともに最新機器を導入し、精度の高い診断を提供します。
- 大腸ポリープの日帰り切除に対応:検査中にポリープが見つかった場合、その場で切除することが可能です。切除後のアフターフォローも丁寧に対応します。
- 獨協医科大学埼玉医療センター・さいたま赤十字病院・さいたま市立病院との連携:必要に応じて速やかに紹介・連携します。
- WEB予約対応・共用駐車場完備:オンラインで簡単に予約でき、お車でのご来院も安心です。
「早期発見が、命を守る最大の手段です。」
費用への不安は、ぜひ診察時にお気軽にご相談ください。保険適用の可否や費用の目安について、丁寧にご説明します。
まとめ・内視鏡検査の費用を正しく知って、安心して受診を
内視鏡検査の費用は、保険適用の有無・検査内容・処置の有無によって大きく変わります。
改めて整理すると、保険診療(3割負担)での目安は以下の通りです。
- 胃カメラ(観察のみ):約4,000円〜6,000円
- 胃カメラ(生検あり):約9,000円〜12,000円
- 大腸カメラ(観察のみ):約6,000円〜7,000円
- 大腸カメラ(ポリープ切除あり):約20,000円〜30,000円
高額療養費制度・医療費控除・自治体のがん検診助成制度を上手に活用することで、実質的な負担をさらに軽減できます。
「費用が心配で受けられなかった」という理由で、早期発見の機会を逃してほしくない。それが、消化器内科の専門医として日々感じていることです。
気になる症状がある方、健診で異常を指摘された方は、ぜひ一度ご相談ください。
【かなもり内科婦人科クリニック】
住所:埼玉県さいたま市緑区美園4丁目10-1 シモンイースト美園
電話:048-878-1830
アクセス:浦和美園駅より徒歩1分
WEB予約:オンラインで24時間受付中
著者情報
かなもり内科婦人科クリニック 院長 金森 瑛

略歴
2012年
獨協医科大学医学部医学科卒業
獨協医科大学病院 臨床研修医
2014年
獨協医科大学 内科学(消化器)講座
2016年
足利赤十字病院 内科
2019年
足利赤十字病院 内科 副部長
2022年
独立行政法人国立病院機構宇都宮病院 消化器病センター医長、内科系診療部長
2024年
獨協医科大学医学部 内科学(消化器)講座 講師
資格
- 医学博士
- 日本内科学会総合内科専門医
- 日本消化器病学会専門医
- 日本消化器内視鏡学会専門医
- 日本肝臓学会肝臓専門医
- 日本医師会認定産業医
所属学会
- 日本内科学会
- 日本消化器病学会
- 日本消化器内視鏡学会
- 日本肝臓学会